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エゼキエル戦争前夜 日本人が知らない中東の歴史と現在
 (出典:Amazon)
2023年10月7日に起きたパレスチナの武装組織ハマスによるイスラエルへのテロ事件以降、イスラエルとアメリカによるイランへの攻撃はどんどん過激になる一方です。
バンカーバスターをイラン核施設に投下-米軍、おとりで奇襲効果狙う
 (出典:2025年6月22日 Bloomberg)
昨年6月22日、アメリカのトランプ大統領はイランの核施設をバンカーバスター(地中貫通爆弾)と潜水艦からの巡航ミサイル「トマホーク」発射、そしてステルス爆撃機B2で破壊したと報道されていますが、実は本当のことはわかっていません。
旧約聖書 エゼキエル書38章
 (出典:Word Project)
この世を支配する超権力を持つ世界支配層は、旧約聖書のエゼキエル書に書かれていることを成就させることが目的の一つとなっています。少なくとも、イスラエル(ネタニヤフ政権)とアメリカ(トランプ政権)はイランとの戦争を避け、ロシアやトルコと連合を組ませるために時間稼ぎをしているように思います。
「エゼキエル戦争」を実現するためには、最高指導者ハメネイ師からアメリカに亡命中のレザ・パーレビ元皇太子に政権交代する必要がありますが、イラン国民のほとんどは普通の生活を求めており、現在のシーア派原理主義体制も王政復古も支持されていないようです。
米軍、アラビア海でイラン無人機撃墜 空母リンカーンに接近
 (出典:2026年2月4日 Reuters)
先日、イラン沖のアラビア海に展開しているアメリカの原子力空母「エイブラハム・リンカーン」に接近したイラン製ドローンが撃墜されたと報道されています。つまり、イラン政府はトランプと協力し、「イラン革命防衛隊」を潰そうとしているのがわかります。
ネタニヤフやトランプにとって、最も都合が悪いのがイラン革命防衛隊の存在です。ハメネイ師を中心とした政治構造を強力に守っている「準軍事組織」ですが、確実に弱体化しているので内部崩壊は時間の問題かもしれません。
Trump Concedes Iran 'Seriously Talking To Us' As Ayatollah Says 'We Don't Seek To Attack Any Country'
 (出典:2026年2月2日 Zero Hedge)
トランプがイランに対して考えていることは、内部崩壊が起きてイラン革命防衛隊が機能しなくなることです。要するに、イランと戦争する気は最初からなく、軍隊を解散させることが目的であるように思います。
イラン国内の抗議デモはすでに収束しており、パーレビを支持するような声も聞こえなくなりました。しばらくハメネイ政権が続くと考えられますが、イランの人々次第で約50年続いた体制が入れ替わることもあり得ます。
トランプがベネズエラの大統領を逮捕し、ニューヨークまで移送するようなことをイランでできるとは思えないので、とにかく盟友であるウィトコフ特使にイランとの交渉を任せ、水面下で混乱を引き起こす作戦を実行するというのがこれからの流れです。
US doesn't want Libya scenario in Iran ? NATO envoy
 (出典:2026年2月1日 RT Rosia Today)
不可解なことに、昨年6月にイランの核施設を破壊したトランプを批判する抗議デモは全く起きておらず、やはりイランの人々は何が起きているのか理解していると思います。中東情勢の悪化を煽っているのは西側メディアであり、日本のメディアは報道記事をコピペしているだけなので相変わらず本当のことは何も伝わってきません。
実際には、イランから近いてカタールのアル・ウデイド空軍基地などからアメリカ軍とイギリス軍が一部人員を撤退させており、その他、各国政府もイラン在住の自国民をイランから出国させようとチャーター機を手配しています。
なぜかと言えば、イラン政府がもしアメリカから攻撃を受けた場合、米軍基地があるサウジアラビアやUAE、トルコなどを攻撃対象としているからです。また、近隣諸国にアメリカの攻撃を阻止するために外交面で働きかけているとのことです。
今後、もしトランプがイラン政府との交渉を断念した場合、イラン側もそれなりの戦争準備体制に入るので、今さらながら中東在住の日本人には注意するよう促していきます。イランがアメリカに対して、いきなり宣戦布告するようなことはありませんが、イスラエルに対しては可能性が高まりつつあります。
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